3/21 ≪どんなもんヤ!≫

はい、堂本光一です。
世の中が、3月11日の地震によってね、ほんとに残念なニュースもね、ある中ですけども。
自分自身としてはその日当日、こうして言葉で何をしていたかとか、お伝えするのはここ初めてになるかとは思いますが。
自分のジャニーズウェブという携帯サイトではいろいろ書かせてはもらいましたが。
帝国劇場でSHOCK上演中で、いつものように一幕を終えて、あぁそろそろ二幕始まるぞと着替えを始めたところで「あれちょっと揺れてるな?」とまずマネージャーが気づいたんですね。
俺は「うっそぉぉ〜ん?」って言いながら着替えをしてたんですけども、したら自分も気付き始めて「あ揺れてるな、揺れてるな、あ、ちょっとでかいな、これどういうこっちゃ」と思いながら楽屋のTV、ずっとステージのモニターが映っているわけですけれども、それを見ると画面も揺れていて、お客さまもちょっと「だいじょぶかな、だいじょぶかな?」というような雰囲気になって。
そしたらね、悲鳴とかも聞こえ始め、「これはまずいな」と思い、エレベーターホールの方に行ったら、アンサンブルも悲鳴をあげてるし、これはまずいなと思って部屋に戻って服を着て、しばらくそのモニターを見てお客さまがどういう状況になっているのか確認し、そしたらある一人の方がね、楽屋に来て「何してるんですか?逃げてください!」って言われまして。
おぉお、そんな状況なのかと思って階段で下りて避難口の方にね、行ったわけですけども。
まぁあの、SHOCKのカンパニー自身に怪我人など出ませんでしたし、そのへんは安心しておりますが。
なんといってもSHOCKのその日公演観に来て下さっていた方をはじめとして、その日観に来て下さっていた方々は帰りの交通機関なんかもひっじょ〜に乱れていたので、大変御苦労かけたかなと思いますし、その後の公演も全て中止という形になって、楽しみにね、してくださっていた方々には非常に申し訳ない気持ちで一杯ですけども。
まぁやはり、こうして今世の中が非常に一日一日がどうなるのか、全員がほんとにアンテナを張って生きて行かなければいけない状況ですので、その中で遠いところから劇場に足を運んでくださる方のこととか、公演中・公演後、もしも交通機関がまた乱れたらお客さまの帰りの妨げというか、帰りがまた大変なことになってしまったりだとか、いろんなことを考慮した上での全体の中止だったと思います。
自分としては公演を続けるんだと言われたらもちろんステージに立つつもりではいましたけどもね、その準備もして参りましたが、こういった結果になってしまいました。
まぁあの、その日は800回公演だったこともあってね。
非常に、もちろん残念だったんですけども、でもまた帝劇のステージに立てるように、SHOCKが上演できるように努力していきたいなと思っておりますので。
いろんな混乱を生んだかとは思いますけども、本当に改めてお詫びを申し上げたいなと思っております。
どうかまた公演できるように、皆さんからの応援をどうかよろしくお願いしたいなと思います。
もちろんその北の方々、本当に苦労されていると思いますので、今は僕らにできることを一日一日考えながら、本当に皆が協力しあってやっていかなきゃいけない時だと思っております。
本当に被災された方々、お見舞い申し上げたいなと思います。
というわけでKinKi Kidsどんなもんヤ!始めます。

 〜 タイトル・コール 〜

さて皆さんから届いたメール紹介していきます。
やはりこういう時ですのでね、震災のメールが多いわけですが。
山形県の【さよ】さん、17歳の方からです。
「今地震の影響で全国各地で大変なことになっておりますが、山形市は約30時間停電しました。夜はダルマストーブで暖まり乗り越えました。心細かったですが、10歳の弟とKinKiの曲を歌って元気を出しました。光ちゃん剛君ありがとう。早く被害が収まるといいですね。」
ね、約30時間の停電、やはり電気がないというのはほんとに怖いですよね。
逃げるにも暗くて逃げられない状況も考えられますし、震災前の当たり前だったような生活というものが…なんか改めて幸せの底辺ていうものはなんだったのかなぁ、というようなことを改めて考えさせられる日々でもあるなぁというふうに思っております。
そして東京都の【れなちょびん】さん。
「停電の時間家族でトランプしました。いつもはTVやパソコンで会話も少なく、皆が同じところに集まることもないけれど、計画停電の時は石油ストーブつけて仏壇用のロウソクをつけて団らんをしました。私が住んでいるところはそこまで被害がありません。現地の方は本当に大変な思いをしていることと思います。何か少しでも笑顔になれることがあるといいなと思い、このメールを送ってみることにしました。」
ね、停電の時は先ほども言ったように非常に不便だし、怖いなぁという気持ちもあるけども、れなちょびんさんはね、その中でもなんか改めて家族が集まることの大切さとかいうものをね、そういったものを感じてる時なんですね。
これはとても素敵なエピソードだと思いますしね。
こうして皆が協力しあえること、誰かがいるから自分は生きていけるんだ、安心もできるんだというようなことを気づかせてくれる。
まぁもちろん、こういった状況だからじゃなくてもそういうのは気づいていきたい部分ではあるけども、そんな状況の中でも何か希望の光というか、そういったものを見つけるのはとても大事なことだと思うんでね。
僕も含めてそうですけども、ほんとに先ほども言ったように、僕らとは比べ物にならないくらい本当に不便な思いをしていらっしゃる方がたくさんいると思うのでね。
僕自身も、ものっすごい節電してますね!
でもやっぱりほんと、自分にできることはね、ほんとにそういったちっちゃな努力はおっきな力になっていくと思いますし、していかないといけないなぁと思ってるんでね、徹底して自分もやっているつもりではございます。

 〜 メール・ハガキ宛先案内 〜

さて歌なんですが、やっぱりあの自分としても体がどうしてもSHOCKのリズムになっていたので、1時になったりだとか6時になったりだとか、っていう時はどうしても体がなんかヘンな気持ちになるんですね。
で、SHOCKの曲にもこの時に、詞的にもね、届いてくれればいいなぁと思うような曲がSHOCKの中にもあるなぁと思ったりだとかしましたので、今日はこの曲をかけたいと思います。
”Endless SHOCK”の曲の中から『CONTINUE』です、どうぞ。

 〜 曲 『CONTINUE』 〜

えーさて、ほんとにいろんなことを考えさせられる時期ではありますけどもね。
何度も何度も言っているように、SHOCKは中止になりました。
これは本当に中止にすることが正解なのか続けることが正解なのか、どちらとも言えないと思います。
なるべくいつも通りの生活を続けることが、やはり復興への第一歩とも言えるとも思うんですね。
やっぱり経済的に非常に日本全体として厳しい状況になるのかどうかと思う部分もありますし。
いろんな意見があると思います。ほんとに難しい問題がたくさんあると思います。
しかしやっぱり希望とかそういったものを忘れずにね、何度も何度も今日この番組で言いましたように、ほんとに一つとなって、皆が協力しあって、今この状況を乗り切る必要があるのかなというふうに思っております。
やはり僕らこうした仕事をしている中でたくさんの方々に希望とか、そういったものを届けられるようになれればいいなと思いますし、そうできるように自分も今後努力していきたいなと思います。
なるべく早くね、いつも通りの生活が戻るように祈りつつ、今日はこのへんでお別れしたいと思います。というわけで堂本光一でした。バイバイ。